皆さん、こんにちは。レジンでも布地を扱いたいと思い、以前から気になっていた染み込み防止のデコラージュコートを購入しました。説明書をみると、紙は表から、布地は裏からコーテイングするそうなので、布地の表と裏をそれぞれコーティングし、レジンの染み込み具合に違いがあるのか実験してみることにしました。コーテイングもレジンも表からできたら作業しやすいと思ってのことです(^^)
染み込み実験開始!

【使ったもの】
パジコ 紙・布用コート液 デコラージュコート 20mL、レジン(パジコ 月の雫)、シリコンシート、UVライト
![]() | 粘土用塗料 『紙・布用コート液 Decollage Coat (デコラージュコート) 20ml 404191』 PADICO パジコ |


このような白い液状でサラサラとしています。マニキュアのようにハケがついているのでサッと塗れて便利です。分量は少なく感じますが、容器が薄いので思ったより結構もちそうです。

布をシリコンシートに固定し、布がしっかり潤うくらいデコラージュコートを塗ってみました。液がなじんでから2度塗りをしました。
※1度塗りをして乾いてから2度塗りをすると、染み込みが悪くなりそうなのですぐに塗りたした方が良さそうです。(今後いいタイミングがつかめればお知らせさせていただきます。)

布地の上半分にデコラージュコートを塗りました。
・左は布地の表に塗布。
・右は布地の裏に塗布。

1時間ほど自然乾燥させます。

布地の裏側をチェック。シリコンシートに面していた箇所は、光を当てると照りがありましたが、レジンを塗ると気にならなくなったので、気にしなくて大丈夫でした。デコラージュコートは液自体が白っぽかったですが、布地の柄が白っぽくなることはありませんでした。(黒っぽい色の布地だと白っぽくなることもあるそうですので、端切れで試してみてください。)

布全体にレジンをたっぷり塗り、UVライトで硬化させます。

レジンが乾きました。デコラージュコートを塗らなかった布地の下半分は完全にレジンが染み込んで濃くなってしまいました。

左上のデコラージュコートを布地の表に塗布した部分のアップです。じわっと少しレジンが染み込んでいます。

右上のデコラージュコートを布地の裏に塗布した部分のアップです。完全にコーティングされ、レジンは一切染み込んでいません。

今回の実験では説明書の通り、布の裏側にデコラージュコートを塗布し、完全に乾いてから布の表側をレジンでコーティングするとレジンが染み込まないという結果になりました。
もちろん布地やデコラージュコートの分量や2度塗りのタイミングにより、染み込み具合が変化することもあると思います。
早く乾かすには?

ヒートガンが使えます!たっぷりデコラージュコートを塗っても4〜5分で乾きました。作業を急いでいる時は重宝しそうです。

ヒートガンは真上からでなく斜めから熱風を当てるといいです。熱いので火傷に注意です。レジンを垂らして硬化したところ、自然乾燥したものと仕上がりは変わりませんでした。