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【手芸用語】リバティプリントとは?

手芸道具
リバティプリント
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そもそも「リバティ」とは?その歴史

リバティ百貨店 ロンドン
引用:Wikipedia
リバティ百貨店 ロンドン
引用:Wikipedia

「リバティ」というと「リバティプリント」の花柄をイメージされるかと思いますが、実はイギリスのロンドンにある老舗百貨店のことです。
その始まりは1875年。実業家アーサー・リバティ氏が東洋の装飾品や美術品などを扱う小さなお店をオープン。当時のヨーロッパでは珍しい東洋の製品を仕入れ、室内の装飾品から事業を拡大し今日に至ります。
そのあと著名なデザイナー達と様々な交友を深め、リバティ百貨店はロンドンで一番格式がある地位を確立していき、オリジナル商品を多数製作、販売してきました。その中で最も有名なものが「リバティプリント」なのです。

リバティプリントの魅力

1世紀以上世界中で愛されているリバティプリント。上品だったり可愛かったり多く目にする繊細な花柄の布地、リバティプリントの生地の深い歴史背景を知ることで、さらに魅力的に見えることでしょう。

前述した通り、ロンドンにあるリバティ百貨店が生産を始めたリバティプリント。
その多くは“タナローン”というリバティ社の代名詞ともいわれる上質な綿ローン(ローンについては後述します)が使用されています。タナローンは薄地で軽く、絹のようなツヤ、しなやかで柔らかく、滑らかな肌触りが魅力の生地です。
タナローンは絹がとても高価だった時代に、絹に似た手触りと艶を持つ布地を庶民の手に届くようにと開発されました。しなやかな細手のコットンの糸を使って織ったもので、その当初、スーダンのタナ湖付近でとれた超長綿を使用したことからその名がつきました。
現在も、リバティプリントはタナローンの生地名で発表され、リバティプリントといえばタナローンと認識されるほどです。

このタナローンは、縫いやすさも魅力の一つです。服や鞄、ポーチなどの小物類、クッションやテーブルクロスといったインテリア雑貨にもおすすめです。

春・秋に毎年パリで行われる「プルミエール・ビジョン」というテキスタイルの見本市では、ファッション業界もそうであるように、リバティの次のシーズンコレクションが世界中のバイヤー達の注目の的です。プリントの流行の指針となるデザインですから、モダンなプリントや古典柄をアレンジしたプリントなどがイメージとして、カラーパレットとともに発表されています。

現在43,000種を超えるプリントデザインが保存され、創立当初から受け継がれている柄も人気があります。
リバティプリントは、1862年ロンドンで開かれた万国博覧会で東洋の美術品が紹介され、中でも日本の絹織物から、リバティ氏はその未知なる美・繊細な技にインスピレーションを受けたと言われています。アールヌーボー柄や小花柄、植物やペーズリー柄が、モノトーンから多色まで微妙な色彩で表現されています。また、リバティプリントの柄には主に人名や植物の名前が付けられているのが特徴です。

リバティプリントは種類が豊富ですが、どれも小花柄などの小さなモチーフデザインが描かれています。これは天然繊維であるがゆえに布のしわを目立たなくするという、機能性もデザインとともに兼ね備えているという現れでもあります。

まとめ

リバティプリント ピアス
LIBERTY JAPAN(リバティジャパン)の公式HPはこちら
数々の布地を眺めているだけでふんわりした気持ちが満たされていくのはリバティプリントについて前より知れたからなのかなぁ(^^)